第90回日本産業衛生学会でポスター口演をしました。
2017/05/22
都産健協事業部会オブザーバーの長濱さつ絵医師が、第90回日本産業衛生学会で、東京都産業保健健康診断機関連絡協議会(都産健協)の有所見率調査のデータを用いて発表をしてきましたので報告いたします。今回は、都産健協で毎年実施する職域健康診断における有所見率状況調査のデータを用い、健診実施機関別の有所見率について検討しました。基準値が定められていない脂質検査や血圧は健診機関毎の有所見率のばらつきが大きく、基準値が統一されている腹囲ではばらつき小さいことをグラフで示し、多数の産業医の先生方に興味を持っていただくことができました。
脂質や血糖検査は食事の影響を受けること等、結果の解釈に注意を要するデータではありますが、300万人規模の職域健診データは大変貴重です。今後、この報告をより意義のあるものとするために、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。